春夏秋冬四季の中でいつが一番釣れるの?とプランクトン量の周年変化のお話

春夏秋冬四季の中でいつが一番釣れるの?とプランクトン量の周年変化のお話

みなさま良いフィッシングライフをお過ごしでしょうか。

もうすぐは~るですねぇ~♬

が聞こえてきそうないい気温になってきましたねぇ( *´艸`)

そろそろ春マサも春イカも開幕って感じですかね。

 

で、今回は四季折々の顔を見せる日本の海。釣れる魚やイカも季節で大きく変わります。

もちろん海水温の変化もあるんですが、実はこの魚やイカの季節変化には栄養塩類とプランクトンの動きが大きく関わってます。

季節でベイトの寄りが大きく変化するのもこのせい。

で、春っていろんな魚やイカや他の海産物がよくとれる季節だと思いませんか???

釣りもハイシーズン。ということで、春にイカや魚がよく釣れる理由について書きたいと思います。

もちろんここに書いているプランクトンの動きだけでベイトの動きが決まるわけではありませんが、

これを知るとあなたの釣りを季節にマッチさせて釣果大幅アップ!!!になるかも。(あくまで「かも」ですw釣りトリビア的なネタ的な感じで読んでいただけると幸いですw)

ちなみに僕はキャンディーズの頃にはまだ生まれてませんのであしからず( ;∀;)

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ベイトが食べているプランクトンの移動を知るとベイトがいそうな場所がわかる

植物や植物プランクトンは増殖するために窒素・リン・カリウムなどの元素を大量に必要とします。

このうちカリウムは水によく溶けるので陸上では枯渇しやすいんですが、海水には割とたくさんあります。なのでカリウムの動きは無視。

 

窒素やリンは工業廃水が流れ込む都市部付近の内湾を除くと海中では不足しているのが普通で、コイツらの動きを追っていくと釣りに有用な情報へとつながっていきます。

富栄養化ってやつです。なんか中学校の理科か社会かの教科書でやりませんでしたか?

僕はあのとき、栄養がたくさんあって何がわるいねん!とか思ってましたが、、、。栄養が多すぎてプランクトンが大発生!その結果赤潮やアオコの原因になるやつですね。

で不足している窒素やリン、海の中ではどこから来るかと言うと窒素やリンは海底から来ます。

窒素やリンは海中では主に生物の死骸が分解されたものが供給源になるので、プランクトンが増えるのに必要な窒素やリンは海底付近の深層水にたくさん含まれています。

で、もう一つ有機物を生産し、植物プランクトンが増殖するには光が必要です。

そう、こーごーせーとういやつです。

で、海に潜る人には分かると思うのですが、海の中深くまでは思ったより光はとどきません

こんな感じで植物プランクトンが増える条件は表層と海底付近で乖離して存在しています。

でもベイトが異様に寄っていてアオリイカも青物も接岸し続けている時期ってありますよね。

これらの植物プランクトンが増殖する条件が整うタイミングや場所が実は存在します。


秋冬に栄養塩類が浮いてきて春になったら植物プランクトンが増えて大爆発

もうなんかサブタイトルで書いちゃったみたいな感じですがw

秋や冬、気温が低くなってきて、このブログの釣行記でもやれ「低水温だ」やれ「ベイトがいない」やれ「イカもいない」なんていう釣れない言い訳を連発してますよねw

でもこの低水温の時期って春に魚やイカが接岸してくる条件に実は重要なんです。

 

冬場に暖房をつけると先に部屋の高い場所から温まりませんか?

気体も液体も暖かいと上に冷たいと下に行きたがります。(相対的に)

秋冬の海も同じような感じで、表層付近の海水は外気に冷やされて冷たくなり、海底付近の海水はその影響をあまりうけません

つまり、表層の方が海底よりも冷たい状態になります。

これらの海水が急に暖かくなるのではなくて、少しずつ暖められて暖かいほうが上に冷たい方が下に行きたがるというのが大事です。

こんな動きを対流といいます。

そうすると、

秋冬の外気に冷やされた冷たい海水の移動だけでなく栄養塩類も一緒に移動します。

そして、さっきの上で書いた海中の植物プランクトンが増える条件が変わりますよね♪

こんな感じで表層付近が植物プランクトンにとって増えやすく住みやすい環境になります。

ですが、秋・冬の間は温度がちょこっと低いのであまり増えません。(酵素反応が云々の話です。寒いところでは生命活動は緩慢になります)

で、栄養塩類は別にすぐに沈むようなものでもないので春まで残っていて、

水温が上がってくる春に

  • 栄養塩類多い
  • 光がよくあたる
  • 水温もいい感じ

表層付近で条件がそろって春に植物プランクトンが増えて大爆発します。(なのでアオコは春~初夏にかけて発生しやすいんです)

すると植物プランクトンを食べる動物プランクトンやそれを食べるベイトは表層付近に寄ってきます。

つまり、ショアから魚やイカを狙っている方にとっては春にいい釣りができる。という感じになってます。

 

ちょっと四季のある日本に生まれてよかったーーーと思いませんか( *´艸`)

対流は水温変化があるからこその現象です。いい感じでおこってくれるのは中緯度の温帯だけ。

夏などの表層が暖められる季節にはこの対流は起こりにくくなりますし、植物プランクトンが増えまくった分使われる栄養塩類の量も多くなります。


海底の栄養塩類を動かす他の条件

もちろん海水を動かすのは水温だけではありません。

風、潮の流れなど様々です。

で、風はまあそのときどきなので潮の流れが海底の海水を押し上げるような地形についてちょこっとはなしたいと思います。

昔、高校の時に地理を学んだ方は好漁場ドッガーバンクだとか大陸棚は好漁場だとかっていうのを習いませんでしたでしょうか。

まあ要は潮がドカンと当たるような場所に大きな駆け上がりと浅瀬があると好漁場になる。というやつです。

これは大規模な大陸棚でも、小規模の沖の瀬でも規模は違いますが同じようなことが言えます。

(もちろん瀬とか地形の変化があるところでは潮がよれてベイトがたまりやすい。とかってのもありますけど今回はプランクトンのお話。)

こんな感じで駆け上がってる大陸棚や瀬に潮がぶつかると、海底から表層に向かう流れになります。

これを湧昇流といいます。

初めに書いた温度変化の時と同じように、海底付近の栄養塩類が巻き上げられて表層付近では植物プランクトンが増殖しやすくなり、ベイトも寄りやすくなります。

沖の瀬では年がら年中よく釣れる。というのはこういう原因も大きくかかわってきます。

また風で押された表層の水を補うために深層水が湧昇流となって表層へ向かう、、、とかの原因でもこの湧昇流はおこりますが、他の原因についてはまた今度。

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春夏秋冬四季の中でいつが一番釣れるの?とプランクトン量の周年変化のお話のまとめ

ウダウダと書いてきましたが、春には沿岸部の表層や浅い場所で植物プランクトンが増えやすく、ベイトもそれに応じて接岸しやすい。

そうなってくるとアオリイカや青物などのフィッシュイーターもそれを追って接岸するので、ショアジギングやショアエギングでもかなりいい釣りに期待できる。

かなり高確率でその条件が整う春はアオリイカを狙うにもヒラマサやブリなどをショアから狙うにもかなりいい季節となっていますので、もうすぐ訪れる春が待ち遠しいですね♪

こんなコトを考えると、なかなか釣果に恵まれない冬も耐えられるのではないか、、、と思って記事にしてみましたw

多分、、、「そんなん知ってどうすんねん」と思われる方が98%くらいでしょうが、暖冬だったとか寒冬だったとか、この地域は沖から急にかけあがってるだとか、、、そんなショアでの釣りとはあんまりつながらなさそうな情報もショアでの釣りと関係づけることができて楽しいかもしれません。








《記事の内容はここまでです》


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