台風のときはなぜ高潮になる？吹き上げと吸い上げとは？気圧１ヘクトパスカルで潮位は何ｃｍ変わる？

当ブログでも口をすっぱくして言っている「天気をチェックしていく釣り場を決めましょう」の件。

また潮位も確認しておくとどのタイミングでどの釣り場に行こうか。なんて考えられるんですが、、、

実は潮位表だけでは読めない潮位変化に吹き上げ・吸い上げというものがあります。

台風の時に高潮になる原因でもあり、これをしっているだけで潮位表だけでは分からない潮位の変化もある程度予測できるので、今回は吹き上げ・吸い上げについて解説したいと思います。

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台風のときに高潮になる理由「吹き上げ」と「吸い上げ」とは？気圧と風の向きに要注意

今回のキーワードは

気圧と風の向きです。

吸い上げとは

気圧、というのはご存じでしょうか？

地理をちゃんとやった方からしたら「はは～ん、知ってるし」ってなものかもしれません。

分かりやすさのため御幣を招くことを恐れずに言うと、

気圧が高いっていうのは地上の空気が濃い状態。地上付近では下降気流が発生していて空気は圧迫されています。なので空気の圧力が高い。海もこの空気に押されています。

夏の良く晴れた日とかは気圧が高いことが多い。

気圧が低いっていうのは逆の状態。

地上の空気が薄い状態。地上付近では上昇気流が発生しています。なので空気の圧力が低い。海はいつも押し付けられている空気がらのアツが少ない状態。

夏の良く晴れた日とかは気圧が高いことが多い。

（ちなみにほんのちょっとの変化ですが、気圧は９時頃に一番高くなり１５時頃に一番低くなる傾向にあることが分かっています）

つまり台風や低気圧の中心では気圧が周辺より低く、中心付近の空気が海水を吸い上げるように作用して海面が上昇します。

気圧が1hPa（ヘクトパスカル）下がると、潮位は約1センチメートル上昇すると言われています。1000ヘクトパスカルだったところに950hPaの台風が来れば、台風の中心付近では海面は約50センチメートル予想潮位よりも高くなります。（気圧の効果だけ見れば）

吹き上げとは

強い風が沖から海岸に向かって吹くと、海水は海岸に吹き寄せられるので、海水は海岸付近に寄ることになり海面が上昇します。 これを吹き上げといい、吹き上げによる潮位の上昇は風速の2乗に比例し、風速が2倍になれば海面上昇は4倍になります。

遠浅の海や、風が吹いてくる方向に開いた湾の場合、地形が海面上昇を増大させるように働き、特に潮位が高くなります。

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釣行の際は場所を決めてしまう前にコチラで風の強さや向き、波の高さや周期、気圧配置などをチェックしましょう。

まとめ

釣りに行く際に晴れか雨かだけをチェックしてとりあえず好きな釣り場へ行っている人は意外と多い。

でも、良い釣果をあげたり快適で安全に釣りをするには晴れ雨以外にも波・風・潮位・水温などはかな～～り重要な要素。

気圧が低ければ潮位が高い。海水は風に押されてきて潮位を上げる。

このことを覚えていれば釣りはさらに快適なものになるかもしれませんよ。

よかったら、天気予報の波予報の味方とウネリがある時の釣り場の選び方についても記事を書いていますのでこちらもどうぞ。

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